港北区地域子育て支援拠点どろっぷ活動記録
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春のような暖かい日。でも風が強くて・・・・春一番だったようですね。
雪がとけて川になって流れていきます〜♪つくしの子が恥ずかしげに顔を出します〜♪という光景は見られませんが、どんなに風が強くてもこれだけ晴れたら外で遊びたくなりますよね。でもママ達は「花粉症でダメだぁ〜」と涙目。花粉症の方には本当につらい季節ですね。
そんな中の外遊び。いつも一緒に遊んでいる子どもたち同士だから、子どもたちだけでお庭で遊んでいても大丈夫、楽しそうに遊んでいるなぁ〜と思って２階のデッキから眺めていると、仲良く楽しそうなんだけれど、意外に話している内容は「ケンカモード」「取り合いモード」「いやいやモード」。意外に小競り合いがあり、「へぇ〜」と思って見ていました。
●ちゃん「ハートのが使いたーい（と■ちゃんに）」
■ちゃん「・・・・・（無視なのか）」
●ちゃん「つかいたーい」
■ちゃん「・・・・・・（聞こえないのか）」
●ちゃん「（ちょっと口をとがらせて）●・・・つかいたいよー」
▲ちゃん「いけないんだー、●ちゃんが使いたいってー」
■ちゃん「・・・・・（ただ遊んでいる）」
▲ちゃん「●ちゃん、つかたいのにねー、いけないいだよねー。ねー」（っと●ちゃんを見るも、●ちゃんはそのおもちゃにあきらめたのか、いつの間にか別の場所で箒を使って遊びはじめていた）
▲ちゃん「・・・・・（誰にともなく）いけないんだよねー」
■ちゃん「ねー」
▲ちゃん「ねー」
・・・・・・
とこんなことが繰り返し繰り返しあり、思わず吹き出したのは大人の私。子どもたちはいたって真面目に遊び、ケンカしています。
大人のいない子どもたちだけの世界で、遊びがふくらむ、盛り上がる、こじれる、おさまりがつく・・・・・と、大人の想像や予測を超えた展開の数々に、「いやいや、まったく子どもってさ、もう、やってくれるよなぁ〜〜」とうなってしまいました。近くにいると、つい自分も口を出したり、仲裁したり、大人として関わってしまう。でも、子どもは子ども同士、子どもなりの着地点があるんだよね〜ということにあらためて気づきました。
こんな風に気づけたのも、離れた位置でから見ていたから、それも２階から子どもたちの関係を俯瞰できたからかもしれません。
近くから見る、遠くから見る、平面的に見る、立体的に見る・・・・・とちょっとした立ち位置の違いで、見方も変わるんだなぁ〜と実感してしまいました。
いろいろな場所で、子どもから目を離しちゃいけない！離さないでね！と言われている親は、いつも子どもの横や前にいてその位置から子どもを見ていることが多いでしょうが、時にはひいてみたり、離れてみたり、上からみたり、、、、、、位置を変えてみるといつもとまったく違う光景に出会えたり、気づくこともあるのかな・・・・どこでもできることではないかもしれないけれど、ここでだったらちょっとできるのかもしれませんね。
そんなことを思いながら２階から眺めていました。
春一番がピューと吹いている中、風に舞うように、子どもたちの遊ぶ姿からの「ハッ！」とした気づきをもらったようでした。
もうすぐ春ですねぇ〜、彼を誘ってみませんか♪って、誰を誘うの？
