港北区地域子育て支援拠点どろっぷ活動記録
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昨日のどろっぷで・・・・・・
2階の事務所にいたら、庭でYくん、Sくんが元気に遊ぶ声がしていました。そのうちに「わ〜ん」という大きな泣き声が。理由はわからないけれど、Yくんが大泣きになっていました。「Yくーん、どうしたの?」と叫んでもただ泣くばかり。そういう時もあるよねぇ〜〜と、ふと手元にあった黄色いスズランテープの端をヒラヒラっと窓から垂らしてみたら、「あれれ??!!」という感じで窓の下に近寄ってきました。
「Yくん、釣っちゃおうかなぁ〜」とさらに垂らしてみたら、Yくんはテープに向かって一生懸命にジャンプ!一緒に遊んでいたSくんもすぐに寄ってきて、小さい手を上にかざして、背伸びしてテープをつかもうとしています。
なんて可愛いの!その必死さに、思わず笑みがこぼれてきます。子どもたちにとって、これは単なるテープではなくて、何か魅力的なもの、宝物に見えているかのよう。
ちょっとパパの手をかりて、ようやくテープを手にしたYくんとSくんは、それを引きずりながら、また庭へ駆けだして行きました。そこに来合わせたNちゃんも、すぐに「私にもー」という感じに手をさしのべてきました。ちょっと短めに切ったところ、Nちゃんは、ちょうど縄跳びのようにくぐったりとんだりしながら駆け回っていました。
その後の庭の様子はといえば、黄色いテープが風にユラユラとゆらめきたなびき、子どもたちがそれに向かって飛びつくさまは、なにかにじゃれているようで、ワクワク感が伝わってきます。テープがフェンスや自分の体や足にからまっては、また泣き出したり。。。。。。
こんなに目をキラキラさせて、ワクワクしながら、テープを必死につかもうとしている姿を見ているうちに、子どもの興味や関心ってなんでもないものにだったりするけれど、こんなに一生懸命になることって大人になるとなかなかないなぁ〜とジ〜ンとしてしまいました。
陽気もポカポカ暖かく、この日はまさに外遊び日和。風もちょうどいい感じに吹いていて、どろっぷのお庭に黄色いテープがヒラヒラ〜っと舞い、子どもたちの歓声や泣き声が響き渡っていました。
こんな何でもない光景がずっと続くといいな。
そして今は、こんな光景があったことすら思い出せず、ただ悲しみや絶望のまっただ中にいる人たちも、いつの日かこんな風に過ごしてほしい。こんな日常が戻ってきてほしい。
庭にはためく黄色いテープのように、どろっぷいるママ・パパ・子どもたちからのエールよ、北へ届け〜〜。そんなことを願っていました。